内視鏡について

苦痛の少ない内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)

当院は、できる限り痛みのない、苦しくない内視鏡検査を行い、がんの早期発見や治療を心がけています。鼻から挿入可能な経鼻内視鏡を用いた胃カメラ(胃内視鏡検査)をはじめ、ご希望の方は胃・大腸カメラ(大腸内視鏡検査)に際して、効果に個人差はありますが、鎮静剤(眠くなる薬剤)を使用し眠った状態で検査を行うことも可能です。このため、移動可能なリクライニングベッドを導入しています。このベッドの特徴は、患者さんが座ることも、横になることもできるため、検査前の準備段階から検査、回復まで、患者さん自身の移動なく、全て対応することができます。

なお、当院では患者さん用の内視鏡モニターも設置しております。よって、鎮静剤を使用することなく、患者さん自身がモニターを確認しながら検査を行うことも可能です。

鎮静剤を使用するメリット・デメリット

メリット(利点)

  • 眠っている間に検査が可能です。
  • 不安を減らすことが可能です。
  • 安静を保つことにより、より良い検査や治療が可能です。

デメリット(欠点)

  • 呼吸抑制(呼吸数の減少)、循環抑制(血圧低下)など副作用が起きる可能性があります。
    当院では静脈ライン(点滴ライン)を確保し検査を行います。また、心拍数や呼吸状態を確認するモニターを装着して検査を行います。
  • 検査終了後、約30分から1時間、当院で安静が必要です。
  • お車の運転が当日はできません。
    ご家族の送迎やタクシー、近隣の方は徒歩でのご帰宅をおすすめします。

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)

当院では過去15,000件以上の内視鏡検査・治療や指導施設での指導実績を持つ、日本消化器内視鏡学会の内視鏡専門医・指導医が検査を行います。内視鏡検査の専門として正確な診断や適切な治療を提供することに努めております。最上位の内視鏡システムを使用し、熟練した技術と適切で最適な量の鎮静剤使用により、できる限り痛みのない、苦しくない内視鏡検査を心がけています。どうぞ安心してご相談ください。

胃カメラに関しては当日検査も予約状況に応じて可能です。お待たせすることがありますので、なるべく事前の問い合わせをお願いいたします。なお、当院は、感染症対策として洗浄機による洗浄消毒を徹底しております。

当院の内視鏡検査の特徴

  • 鼻から行う内視鏡、経鼻内視鏡(胃カメラ)

    経鼻内視鏡検査とは、通常では口から挿入する胃カメラ(胃内視鏡検査)を鼻から挿入して行う検査です。口から挿入する内視鏡検査と違い、嘔吐感がみられず『オエッ』となりにくい状態で検査を受けることができます。

    当院では2020年に発売された経鼻内視鏡:オリンパス社のGIF-1200Nを採用しております。従来の経鼻内視鏡は一般的な太さの内視鏡より画質が劣ると評価されていましたが、今回の経鼻内視鏡は経鼻内視鏡にかかわらず、高画質で検査可能です。

  • 鎮静剤を使用した内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)

    内視鏡検査において、胃カメラでは「オエッ」、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)ではお腹の張りや痛みなど、少なからず苦痛を伴うものです。熟練した技術に加え、個々に合わせた最適な量の鎮静剤を併用することで、できる限り痛みのない、苦しくない内視鏡検査を受けて頂けるように心がけています。

    また、移動可能なリクライニングベッドを導入しており、検査前の準備段階から検査、回復まで、患者さん自身の移動なく、全て対応することが可能となっています。

  • トイレ付き個室完備

    当クリニックでは、プライバシーの保たれた大腸カメラを目指しております。そのため、下剤を飲むためのトイレ付きの個室をご用意しております。検査の緊張を和らげていただけるように、チェア、テーブル、テレビを完備しており、リラックスして検査をお受けいただけます。「ひとの目が気になる」「他の人と同じトイレを使いたくない」といった方も、安心して検査をうけていただけます。(検査人数の都合で半個室の場合もあります。そのような場合は予約時に説明させていただきます。)

  • 日帰り大腸ポリープ切除

    当院では大腸カメラ時にポリープを認めた際、その場で切除を行う日帰り治療も行っております。一度で検査と治療が行えるため、後日治療のため再度来院していただく必要がなく、患者さんのお体、時間、経済的にも負担が少ない治療になります。

    なお、入院を必要とする治療が必要な場合は連携した医療施設へ紹介させていただきます。

  • 土曜日の検査も可能

    お仕事などでお忙しい方のために、土曜日にも内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を行っています。同日に胃と大腸内視鏡検査も可能です。どうぞお気軽にお問い合わせください。

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)についてはこちらから

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